石破首相、拉致被害者家族と面会「日朝首脳がお互いの考えを率直に述べ合うことは極めて重要」

投稿者: | 2024年10月18日

石破茂首相が17日、朝日首脳会談への意志を示した。共同通信によると、石破首相は就任後初めて、拉致被害者の家族と首相官邸で面会し、北朝鮮の日本人拉致問題の解決について意見を交わした。

石破首相はこの席で「首脳同士が大局観を持って、お互いの考えを率直に述べ合うことは極めて重要なことだ」と述べた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と直接会談して意見を交わすという意志を公に明らかにしたわけだ。

 同日、石破首相と面会した被害家族は横田めぐみさんの母親などだ。拉致被害者家族は日本政府に朝日首脳会談の早期実現を要求してきた。めぐみさんは13歳だった1977年11月、新潟県で下校中に北朝鮮工作員に拉致された。拉致被害者との面談には、拉致問題担当相を兼ねる林芳正官房長官が同席した。

石破首相が朝日首脳会談への意思を示し、実現するかどうかに関心が集まっている。日本と北朝鮮の首脳が最後に向き合ったのは、小泉純一郎首相時代の2004年だ。小泉元首相は、金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談し、国交正常化の推進、拉致問題などに関する共同文書を作成したが、実際の国交正常化にはつながらなかった。

石破首相は首相就任前、日本メディアとのインタビューで、北朝鮮との連絡事務所の開設の意志を明らかにしたことがある。しかし、同日の面談で被害者の家族は石破首相に「連絡事務所の開設は時間稼ぎに過ぎない」という旨で反対の意思を伝えたという。

早急な解決を求める被害者家族に石破首相は「これまでの経緯などをもう一度検証・分析し、最も有効な手段を講じていく」と述べたと伝えられた。

2024/10/18 06:50
https://japanese.joins.com/JArticle/325089

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