バイデン大統領、岸田首相との会談から3週間後に「日本は外国人嫌い」

投稿者: | 2024年5月4日

 米国のジョー・バイデン大統領が「日本は外国人を嫌う」と述べた。同盟国を貶める発言であり、外交的波紋が予想される。

 バイデン大統領は1日(現地時間)午後、ワシントンDCで開かれた募金行事で、中国、ロシア、インドと共に日本を取り上げ、これらの国が移民を受け入れれば経済的により良い成果を上げられるはずだが、外国人嫌いでそうできずにいるという趣旨の発言をしたと、CNNなど現地メディアが報道した。

 バイデン大統領は「米国経済が成長する理由の一つは皆さんと異なる方々の存在だ。なぜなら、我々は移民を歓迎するからだ」と述べた後、「中国がなぜ経済的にそんなに悪くなったのか。日本はどうして問題が多いのか。ロシアやインドはどうか。彼らが外国人嫌い(xenophobic)だからだ。彼らは移民を望んでいない」と語った。

 同日の発言は、先月10日にバイデン大統領が岸田文雄首相を国賓として招き、米日首脳会談を開いてから3週間後に出たもので、さらに注目された。ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官は2日、記者会見でバイデン大統領の発言が意図的なものだったのか、日本に謝罪する意向があるのかを訪ねる記者団の質問に、「バイデン大統領の発言は米国がどのような国なのかについて説明する過程で出たもの」だとし、「米国は移民の国であり、それが米国のDNAに組み込まれている」ことを強調するための発言だったと説明した。

 さらに、「米国と日本は同盟国であり、我々は明らかに民主主義の価値に対する約束と硬い友情を共有している」としたうえで、「バイデン大統領が似たような発言を続けると思うか」という質問には、「それは大統領にかかっている」と答えた。

 これに先立ち、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官はこれと関連し、ホワイトハウスと日本またはインド政府の間にどのような意思疎通があったのかについては知らないとしたうえで、「バイデン大統領は安保を越えて広範囲な問題においてこれらの国が示す能力を評価している」と述べた。

 バイデン大統領が、日本が「外国人嫌い」だと発言したのは、今回が初めてではない。バイデン大統領は3月、スペイン語のラジオ番組とのインタビューでも、日本が中国やロシアと共に外国人嫌いだと述べた。当時、「日本人と中国人は外国人嫌いだ。ロシア人も同じだ。彼らは日本人、中国人、ロシア人以外の人々を望んでいない」と語った。

2024/05/03 14:26
https://japan.hani.co.kr/arti/international/49917.html

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