インドのインフルエンサー「Poonam Naruka」は韓国を紹介するコンテンツで人気を得ている。彼女は「24時間チャレンジ」「コンビニチャレンジ」など韓国だけでできるコンテンツを投稿して総照会数6億回を記録しているという。中国の「董先生」はSNSチャンネル登録数が3698万人に達する。董先生が中国と東南アジア市場を狙って一度放送するたびに少なくとも100億ウォン(約10億7000万円)のお金が動くという。ユーチューブ(YouTube)・インスタグラムなどソーシャルメディアで活発に活動している世界のインフルエンサーがソウルに集結する。昨年からソウル市が野心を持って開始したグローバル文化祭り「ソウルコン(SeoulCon)」に出席するためだ。
ソウル市・ソウル経済振興院(SBA)は「28日から2025年1月1日未明まで4泊5日間にわたり東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)でソウルコンを開催する」と27日、発表した。
◇グローバル文化祭り「ソウルコン」開幕
ソウルコンは世界にK-POP・Kビューティー・Kファッションなどソウルの生活方式を知らせるグローバルインフルエンサー博覧会だ。ソウル経済振興院によると、今年末は世界50余カ国で活動するインフルエンサー3500人(組)がソウルに集結する。彼らが保有したチャンネル登録者だけで30億人に達する。彼らは公演・エンターテインメント、コンテンツ・ファッション・ビューティー、カンファレンス、フェスティバルなどさまざまな文化を経験してコンテンツとして作り自身のチャンネル登録者に共有する。このうちPoonam Narukaはソウルコン広報大使として活躍する。彼女が保有するソーシャルメディアのチャンネル登録数は673万人で、シンガポール全体人口(604万人)よりも多い。
これとあわせて董先生とロシアのモデル「Dasha Taran」(2211万人)、日本コメディアンの「ウエスP」(植草和久)(2030万人)、インドネシアKコンテンツ専門インフルエンサー「Irene Suwandi」(1750万人)、ベトナムの女優「リン・バービー」(2196万人)、タイのインフルエンサー「Tanjaroen Rattanaporn」(1468万人)らチャンネル登録数1000万人以上のインフルエンサーがソウルコンのプログラムに参加する予定だ。
◇28日から4泊5日…Kビューティー・Kファッション紹介
これらインフルエンサーはヒューラム(HURUM)・ローナス(RONAS)コスメティクなどソウルの優秀中小企業製品をチャンネル登録者に紹介する方式で販路拡張を支援する。このためDDPファッションモール「ソウルV-コマーススタジオ」でインフルエンサーが行うライブ商取引行事が開かれる。インフルエンサーが販売したい製品を保有するソウルの企業・小商工人(自営業者)を選ぶというやり方だ。
ソウルのファッション・ビューティーなど文化を楽しむことができるプログラムには▶プラットフォーム・バイ・ムシンサ(Platform BY MUSINSA)▶ランウェイ・トゥー・ソウル(RUNWAY TO SEOUL)▶Kビューティーブースト–などがある。プラットフォーム・バイ・ムシンサはファッションプラットフォーム「ムシンサ(MUSINSA)」とともにソウルファッションを公開するプログラムで、ランウェイ・トゥー・ソウルは7つのブランドのポップアップ展示・販売空間でアーティストたちが公演を行う行事だ。Kビューティーブーストは15のKビューティーブランドがグローバルインフルエンサー1000人余りを招いて今年のグローバルKビューティー産業について講演を行う行事だ。
28日には「ソウルコン・アジア太平洋スターアワーズ」が開かれる。韓国地上波・総編・ケーブル・オンライン動画サービス(OTT)・ウェブドラマなどグローバルチャンネルコンテンツを対象とする韓国唯一無二の統合ドラマ授賞式だ。
31日にはソウルコンの有終の美を飾る「ソウルコンワールドK-POPフェスティバル&カウントダウン」公演も開かれる。ZICO(ジコ)・Dynamic Duo(ダイナミック·デュオ)・ベクホ・チャンモらK-POP歌手が大晦日の夜から2025年新年未明まで公演を準備した。この他にもオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」で大きな活躍を見せた選手を選ぶ「LoLチャンピオン・コリア・アワーズ」をソウルコン行事の一環として開催する予定だ。
一方、昨年初めて開かれたソウルコンには10万2000人余りが訪問し、3000人余りのインフルエンサーが制作したソーシャルメディアコンテンツは再生回数4億3000万回数を記録した。ソウル経済振興院のキム・ヒョヌ代表は「世界初のインフルエンサー祭りであるソウルコンはソウルの魅力を全世界に拡散する機会」とし「ソウルコンがソウルを代表する行事として位置を確立するだろう」と話した。
2024/12/27 10:15
https://japanese.joins.com/JArticle/327926