済州(チェジュ)海上でミナミハンドウイルカが死んだ子を背負って泳ぐ姿がまた目撃されたと聯合ニュースが15日、報じた。
ドキュメンタリー済州と済州大学の鯨・海洋生物保全研究センターによると、14日午前11時33分ごろ、西帰浦市大静邑武陵里(ソギポシ・テジョンウプ・ムルンリ)の沖合で死んだミナミハンドウイルカを口にかけて泳ぐ母親が目撃された。
ドキュメンタリー済州のオ・スンモク監督は「死んだ子は生まれて1カ月も経たないようにみられ、腐敗が進んでいないことから死んでも間もないとみられる」と話した。
大静邑武陵里の海上など済州の海では昨年3月と5月、8月にも死んだイルカを背中と前びれの間に乗せて移動するミナミハンドウイルカが目撃されたことがある。
昨年9月、済州環境運動連合と海洋動物生態保全研究所(MARC)の「済州東部地域のミナミハンドウイルカ生息地の保全」政策ブリーフによると、済州個体群の場合、生まれて1年の赤ちゃんの死亡率が2015年17%から2018年47%に30%ポイント高まった。
2018年以降、生まれて1年の死亡率も同様の傾向が続いている。
済州で生まれた1年前後の小さなミナミハンドウイルカの半分近くが死ぬわけだ。
このような死亡率は、オーストラリアのシャーク湾の24%、日本のミクラ島の13%に比べてはるかに高い。
2025/01/15 10:08
https://japanese.joins.com/JArticle/328653