「3番打者に問題なし」 李政厚が本塁打

投稿者: | 2025年2月26日

「風の孫」李政厚(イ・ジョンフ、27、サンフランシスコ・ジャイアンツ)がメジャーリーグ(MLB)のオープン戦でけがから復帰後初めてホームランを放った。サンフランシスコの新しい3番打者として合格点を受けつつある。

李政厚は25日(日本時間)、米アリゾナ州スコッツデールスタジアムで行われたコロラド・ロッキーズとのオープン戦に3番・中堅手で先発出場し、最初の打席で同点本塁打を放った。チームが0-1とリードを許した1回裏二死から相手の先発、右腕チェイス・ドーランダーの初球ストレート(156キロ)をとらえ、打球は右翼フェンスを越えた。李政厚がメジャー公式試合で本塁打を放ったのは昨年4月21日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦以来およそ10カ月ぶり。

 李政厚は昨年5月13日のシンシナティ・レッズ戦で肩をけがし、シーズンを早期に終えた。手術とリハビリを終えた李政厚は23日、テキサス・レンジャーズとのオープン戦に3番・中堅手で出場した。286日ぶりのグラウンド復帰となった。当時も相手投手の初球(149キロのストレート)を叩いてライト前ヒットを打った。サンフランシスコのボブ・メルビン監督はけがから復帰したばかりの李政厚の果敢なスイングに感心した。

2試合目の実戦となったこの日も李政厚は最初の打席の初球から攻撃的に打撃した。結果は成功だった。相手投手のドーランダーは注目を浴びる特級有望株だが、李政厚にホームランを浴びた。ドーランダーのこの日の唯一の失点だ。

昨季、李政厚は主に1番の打順で起用された。今年は3番打者に移る可能性が高い。昨シーズン李政厚がけがで抜けた間、ラモンテ・ウェイド・ジュニアがリードオフに定着した。メルビン監督は「ウェイドは出塁率が良い選手だ。我々には3番を担う打者が必要だ」とし「打線の左右均衡と凝集力を考慮して李政厚の打順を変える可能性がある。いくつかの可能性を試したい」と話した。監督の予告後、李政厚は2試合連続で3番打者として出場し、特に今回は本塁打まで打って存在感を示した。

実際、李政厚は3番打者に慣れている。KBO(韓国プロ野球)7シーズンの計3947打席のうち3番打者での打席(2017打席)が最も多い。次いで1番(1468打席)→4番(182打席)→2番(146打席)の順だ。3番打者での成績も良かった。打率は3割4分4厘(1768打数609安打)、OPS(出塁率+長打率)は0.945と、100打席以上を消化した打順のうち最も高い。通産本塁打65本のうち51本(78%)を3番打順で打った。二塁打は131本、三塁打は23本だ。李政厚は「打順の変動は気にしない。チームに必要なところに合わせて準備すればよい」と自信を表したのには理由がある。

李政厚は3回裏の2打席目は四球で出塁し、5回裏の打席で左翼フライに倒れた後に交代した。2打数1安打(1本塁打)1四球。試合は9-9で引き分けた。

一方、今年のチームリーダーになったメジャー現役最多勝(262勝)投手のジャスティン・バーランダー(42)はこの日、サンフランシスコ移籍後初めて公式試合に登板し、2イニングを投げて1被安打1四球1奪三振1失点をマークした。唯一の被安打がマイケル・トグリアに許したソロ本塁打だった。最高球速は154キロだった。

2025/02/26 07:53
https://japanese.joins.com/JArticle/330373

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