【ベルリン聯合ニュース】ドイツ中部の州立大学、カッセル大のキャンパスから2年前に撤去された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が近隣の教会に設置されることが分かった。
現地の韓国系市民団体、コリア協議会は1日(現地時間)、カッセル大から近い教会の同意を得て、国際女性デーの8日に同教会に少女像を設置すると説明した。
同協議会のハン・ジョンファ代表は、カッセルの女性団体の努力により教会側の許可を得たとし、少女像の設置期間は決まっていないと説明した。
少女像は2022年7月に同大の学生会の主導で設置されたが、大学側が撤去を要求し、23年3月から同大の倉庫に保管されていた。
撤去当時、慰安婦被害者を支援する韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」は、駐フランクフルト日本総領事が同大学長に対し、反日感情をあおりカッセルの平和を危うくする恐れがあると主張しながら少女像の撤去を要請したと明らかにしていた。
一方、ドイツの首都ベルリンのミッテ区当局が撤去を命じた別の少女像を巡っては、同協議会が撤去命令取り消しを求めて仮処分申請を行い、結果を待っている。
2025/03/02 11:58
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