米国のエルブリッジ・コルビー国防次官(政策担当)候補が4日(現地時間)、韓米日3国安保協力に関連し、「過去6~8カ月間の韓国の政治状況を見ると協力が続けられるか分からない」と話した。昨年尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の12・3非常戒厳宣言とその後に続いた弾劾政局によって韓国が「大統領権限代行体制」に置かれたことを念頭に置いた発言ではないかとみられる。コルビー氏はこの日上院軍事委員会人事公聴会に出席して「アジア版北大西洋条約機構(NATO)」に対する見解を聞かれると「理論的に反対することはないが懐疑的」と答えた。その理由として日本・インド・オーストラリアなどがそれぞれ異なる位置にあるとし「彼らが処している環境もかなり異なる」と明らかにした。
ただしコルビー氏は同盟国である韓国が自らの役割を果たしているという評価をした。一例として最近台湾立法院で国防予算が縮小されたことに対して意見を聞かれると「当惑している」とし「私は台湾との政策に対する対話および勧告で、彼らが韓国と同じようになるよう誘導しようと努力してきた」と明らかにした。韓国について「はるかに強力な軍隊を保有した信頼できるモデル」とも話した。
コルビー氏は同盟国の防衛費分担に関連し、「イスラエル・韓国・ポーランドなどは本当に自らの役割を果たしているが同盟ネットワークにある大きな経済の国々はその役割を果たしていない」と批判した。また「私はロシアが欧州を無慈悲に踏みにじったり北朝鮮が韓国を占領することを願わない」とも話した。
2025/03/06 07:22
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