米インド太平洋軍司令部は10日(現地時間)、トランプ大統領の就任後初めてとなる北朝鮮の弾道ミサイル発射挑発を糾弾した。
インド太平洋軍司令部はこの日の声明で「我々は北朝鮮が複数の弾道ミサイルを発射したことを認知していて、韓国と日本、そして地域内の他の同盟およびパートナーと緊密に協議している」と明らかにした。
続いて「米国はこのような行動を糾弾し、これ以上不安定を招く不法な行為を自制することを北朝鮮に促す」と強調した。
また「今回の事件が米国国民や領土、同盟国にすぐには脅威にならないと評価するが、我々は引き続き状況を注視している」とし「韓国と日本に対する防衛公約は徹底的に維持される」と伝えた。
北朝鮮は10日午後1時50分(日本時間)ごろ、黄海道(ファンヘド)内陸から西海(ソヘ、黄海)側に未詳の弾道ミサイル数発を発射した。韓国軍の合同参謀本部はこのミサイルが射程距離300キロ以下の近距離弾道ミサイル(CRBM)の可能性があると説明した。
北朝鮮の弾道ミサイル発射挑発は1月14日以来およそ2カ月ぶりで、同月20日のトランプ大統領の就任後では初めてとなる。この日は韓米連合演習の初日であり、訓練に対する反発レベルと解釈される。
2025/03/11 07:40
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