韓国人旅行客の多くが日本に旅行した際に購入する鎮痛薬「イブ」(EVE)の韓国持ち込みが禁止された。業界関係者が11日に明らかにした。
業界関係者によると、韓国関税庁は今月初めから「イブ」の韓国持ち込みを禁止したとのことだ。関税庁は先月、「風邪薬・睡眠薬・ダイエット薬など違法医薬品の韓国持ち込みが急増しているのに伴い、外国で販売されている麻薬類含有医薬品を海外で直接購入したり、携帯品として違法に持ち込んだりする行為を厳重に取り締まる」という方針を発表した。
「法律で定められた麻薬類成分481種」の中には、「イブ」に含まれている「アリルイソプロピルアセチル尿素」が含まれている。これは「アプロナール」とも呼ばれる催眠・鎮静剤の成分で、痛みの緩和効果があるが、眠気が生じることがあり、強い依存性や血小板減少などの副作用がある。
これと関連し、最近あるインターネット掲示板に「イブを買ってこないでください」というタイトルの投稿があった。投稿者は「ドン・キホーテでイブを買ってきて検疫に引っかかった。『向精神性の成分が含まれている麻薬類に該当する』と言われて経緯書を作成し、返却・廃棄処分された」と書いている。
この投稿者は「同薬品と類似した製品の『イブクイック』『イブA錠』なども税関で摘発される。違反記録が残る」と説明している。
関税庁は「有害な成分が含まれている場合、韓国に持ち込むことができず、返送・廃棄しなければならないので、持ち込みの可否や手続きは必ず確認してほしい」としている。
チェ・ジヒ記者
2025/04/16 07:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/04/15/2025041580119.html
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