日本が「竹島は日本の領土」展示館リニューアル…韓国外交部「即時閉鎖を」

投稿者: | 2025年4月19日

18日午後1時ごろ、東京千代田区虎ノ門の領土・主権展示館の前。三々五々集まる人たちの間では「竹島(独島の日本式名称)は日本の領土」と書かれたたすきを掛けた姿もみられた。日本政府がこの日に開催したリニューアルオープン記念式典に出席した人たちだ。30分後に一般観覧が始まると数十人が集まった。

この展示館は日本内閣官房が運営するところで、独島をはじめ、尖閣諸島(中国名・釣魚島)と日本が北方領土と呼ぶ千島列島に対する領有権主張のために2018年に設置された。日本政府は当初、日比谷公園に設置したが、2020年に7倍規模に拡張してここに移転し、若者向けに体験型として今回再リニューアルした。

 1階につながる没入型劇場(イマーシブシアター)では13のプロジェクターを使用してすべての壁面と底を映像で覆う「島々の記憶」が上映された。約7分50秒の長さで、観覧客が独島沖など実際に海中にいるように感じさせる。一般人が現地を訪問できないため「体験」にポイントを与え、研究者の観察資料に基づいて実物のように実現したのが特徴だ。

独島に関する自国の主張が入った映像も紹介された。1417年に太宗が鬱陵島(ウルルンド)を無人島化するべきという命令を下したという内容で始まり、日本人が1860年に徳川幕府の承認を受けて竹島に渡り、1905年に島根県に編入された、と主張した。「現在も竹島は韓国による不法占拠が続いている」として映像は終了した。

1階の展示物コーナーには独島アシカの剥製品を展示した。「竹島が島根県所属だった1905年8月、知事が視察した当時、合弁会社の社員からアシカの子供3頭を受けた」としている。島根県のある中学校が保管していた剥製アシカの体の中から1905年に発行された日本の新聞の一部が出てきたという説明も続いた。

若者のために構成された別の空間ではVR(バーチャルリアリティ)を活用した体験ができる。地球儀形のディスプレイを押すと、領海などの概念を学べるようになっている。

日本外務省は英語と韓国語などで制作された資料物も備えた。韓国語の資料集には「法と対話による解決を目指して」というサブタイトルを付けていた。8枚分のこの資料集の最後には3件のQ&Aで「竹島に対する疑問」を事実と異なる内容で整理していた。たとえば「韓国側の古文献・古地図には竹島のことは記載されているのですか」という質問に「いいえ。韓国側は韓国の古地図・古文献に記載されている『于山島』を現在の竹島と主張していますが、主張の証拠は見つかっていません」と誤った情報を記録した。朝鮮時代に独島が于山島と呼ばれてきた事実さえも否認したのだ。

日本の露骨な主張に韓国外交部は直ちに抗議し、展示館の閉鎖を求めた。外交部は報道官名義で声明を出し、「2018年の該当展示館開館以降、わが政府が即刻閉鎖を持続的に求めてきたにもかかわらず、これを再開館したことに強い遺憾を表明する」と明らかにした。また外交部は在韓日本大使館の井関至康公使代理を呼んで抗議の意を伝えた。

2025/04/19 09:36
https://japanese.joins.com/JArticle/332744

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