「日本でレンタル彼女2人とデート」 豪人気ユーチューバーの動画が話題に

投稿者: | 2025年4月26日

 オーストラリアで最近、「レンタル彼女サービス」の需要が高まる中、このサービスが最初に生まれた日本で「レンタル彼女」を体験したオーストラリアのユーチューバーの動画がここにきて注目を集めている。

 米紙ニューヨーク・ポストは21日、オーストラリアで若者の4人に1人が寂しさを感じており、最近「レンタル彼女サービス」の需要が急増していると報じた。その上で、257万人のフォロワーを抱えるオーストラリアの旅行系ユーチューバー、ジョーダン・チュアリーさんの動画を紹介した。

 ジョーダン・チュアリーさんは2023年に日本を旅行し、レンタル彼女サービスを利用してその様子を投稿した。動画の中でチュアリーさんは、日本でレンタル彼女サービス事業者を通じて2人の「彼女」とデートした。このときチュアリーさんは「僕はこれが現実のはずがないと思った。ネット上だけで起きることだと思っていた」と話した。

 このサービスは、利用者側がデート費用の全額を負担しなければならない。チュアリーさんは「彼女」のレンタル代として447.6ドル(現在のレートで約6万2900円)を支払った。チュアリーさんは公園で2人の「彼女」と子犬を散歩させ、それぞれのこれまでの人生や環境について話した。通常は夕食、散策、映画鑑賞などを楽しむが、掃除などの家事も一緒にすることができるという。デートの時間は3-4時間だとみられる。

 チュアリーさんは「このサービスが、思い出を超えて変化をもたらすことができると信じている。誰かと話をするだけでも自信感が高まるからだ」として「シングルだということに対する否定的な認識は、レンタル彼女サービスの需要を高めることになる」と話した。

 ただしチュアリーさんは当時、オーストラリアでこのサービスが成功する可能性について、慎重な見方を示していた。チュアリーさんは「オーストラリアでは常識外のことをすると非常に批判的な目で見られる」としながらも「明らかに需要はあるはずだ」と話した。

 チュアリーさんがこのように懸念したにもかかわらず、現在では多くのオーストラリア人男性がレンタル彼女サービスに大金をつぎ込んでいることが分かった。レンタル彼女サービスを提供する女性、ケイ・マニュアルさんは「利用者の年齢層は通常19-60歳で、ほとんどが未婚」とメディアに話した。

 レンタル彼女サービスを売春のように考える批判的な見方があることについて、マニュアルさんは「レンタル彼女サービスを売春と混同しないでほしい。利用者と性関係を結ぶことはない」と主張した。

 専門家らは、このような現象について「一時的な解決策だ」と懸念を示した。オーストラリアのある専門家は「レンタル彼女サービスは根本的な寂しさを解決することはできないだろう」として「女性がそばにいてくれるのは、単に自分が女性にお金をはらっているからだ、ということを悟るはずだ」と指摘した。

チョン・アイム記者

2025/04/26 08:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/04/23/2025042380116.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)