李完用のひ孫、取り戻したソウルの土地を30億ウォンで売却してカナダに移住していた

投稿者: | 2025年5月5日

 【NEWSIS】韓国の近代史で国を日本に売り渡した売国奴として位置づけられる「乙巳五賊」の一人に数えられる政治家、李完用(イ・ワンヨン、1856~1926)のひ孫が所有していた土地を30億ウォン(約3億円)以上で売却し、カナダに移民したことが明らかになり、非難の声が上がっている。

 不動産専門メディアの「ダンジプゴー」によると、李完用のひ孫である李允衡(イ・ユンヒョン)氏は韓国政府が回収した李完用氏所有の土地の返還請求訴訟で勝訴し、返還を受けた後、土地を売却した。李允衡氏は1997年11月、ソウル西大門区北阿峴洞545、546、608番地の合計2354平方メートルの土地を売却して資産を整理し、カナダに移住した。

 相場からみて、李允衡氏は北阿峴洞の土地売却で約30億ウォンを受け取ったとみられる。

 親日財産調査委員会の報告書によると、李完用は日帝による植民地統治下で全国に1801区画、総面積2233万4954平方メートルの不動産を保有していた。これはソウルにある汝矣島の5.4倍に相当する。

 しかし、調査委が回収した不動産は1万928平方メートルで全体の0.05%にすぎない。李完用が解放前に大半を売却して現金化したほか、子孫が土地返還訴訟を起こして土地の返還を受けたためだ。

 国民は親日派の子孫が土地を取り戻すために国を相手に訴訟を起こして勝訴したという事実にさらに怒っている。

 1997年7月27日、李允衡氏が起こした土地返還訴訟で、一審は「親日派だからといって法律上の根拠なしに財産権を剥奪することはできない」として原告勝訴の判決を下すとともに、親日派の子孫の財産権を認めた。大法院も上告を棄却した。

 李完用は1905年、日本が韓国の外交権を剥奪するために強制的に乙巳勒約(第2次日韓協約)を締結する上で主導的な役割を果たし、1910年に大韓帝国の内閣総理大臣として日本と韓日併合条約を結び、国権を日本に引き渡した代表的な親日派だ。

ノ・ジウォン記者

2025/05/05 09:00
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