韓国のゲーム会社クラフトンが日本の広告会社を買収した。
◇どんなことが
クラフトンは24日に理事会を開き、ベインキャピタルジャパンの系列会社である株式会社BCJ-31を買収することを議決したと明らかにした。買収対象はこの会社の株式全量であり、買収代金は750億円だ。BCJ-31はADKグループ傘下の主要子会社を保有するADKホールディングスの親会社だ。今回の取引を通じADKグループはクラフトンの連結系列会社となる。
◇ADKとは
ADKは日本の3大総合広告会社だ。昨年の取引規模は約3480億円に達する。日本で300本以上のアニメーション制作委員会に参加した経験があり、コンテンツ企画・制作、広告・マーケティングなど全般で専門能力を持つ会社だ。クラフトンは「最近急成長している世界のアニメ市場との接点を作り、ゲーム中心のIP拡張に向けた新たなシナジーの機会を探すため買収を決めた」と明らかにした。
◇最大の投資理由は
ADKの買収はクラフトンにとって過去最大規模の投資だ。それまでは2021年に米ゲーム開発会社のアンノウン・ワールズ・エンターテインメントを5億ドルで買収したのが最大だった。ゲーム会社ではなく総合広告会社を買収した理由に対しクラフトンは「アニメとゲームの協業の可能性を広げ日本国内のコンテンツ・メディア事業基盤を強化するための中長期戦略の一環」と説明した。
クラフトンはADKとのパートナーシップを通じて両社の固有の能力を中心に据え、過去に試みていない新たな付加価値を共同で創出するなど、実質的な協業案を段階的に推進していく計画だ。「バトルグラウンド」などすでに世界的人気ゲームIPをアニメ化するなどの可能性が議論される。クラフトンのキム・チャンハン代表は「ADKとの協業を通じてゲームとアニメの多様な接点を持続的に発掘し、両社の強みを有機的に結合して世界的コンテンツ事業の新たな機会をともに作りたい」と明らかにした。
2025/06/25 11:35
https://japanese.joins.com/JArticle/335476