サンディエゴ・パドレスの日本人投手ダルビッシュ有(39)が米日通算の最多勝を達成した。ダルビッシュはパドレスの本拠地サンディエゴで7月31日に行われた米メジャーリーグのニューヨーク・メッツとの試合で先発し、7回無失点(被安打2、7奪三振)の好投を見せた。試合はパドレスが5-0で勝ち、ダルビッシュが勝利投手となった(今シーズン1勝3敗)。
メジャー通算111勝(91敗)となったダルビッシュは日本での93勝と合わせて204勝となり、黒田博樹氏の203勝(米79勝、日本124勝)を超えて米日の最多記録を打ち立てた。
日本では日本ハム・ファイターズ(2005-11)で活躍し、12年にメジャーに挑戦したダルビッシュはテキサス・レンジャース、ロサンゼルス・ドジャース、シカゴ・カブスを経て21年からサンディエゴ・パドレスに所属している。これまでオールスターにも5回選ばれ、13年にはレンジャースでアメリカン・リーグ奪三振王(277個)となった。
2025年シーズンは肘の負傷で7月8日が初登板となり、これまで4試合で3敗を記録していたが、5回目の登板となった31日にシーズン1勝目を上げた。昨年9月28日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で勝利投手になって以来約10カ月ぶりだ。
日本人メジャーリーガーの最多勝は野茂英雄氏の123勝(109敗)で、アジア出身の最多勝は朴賛浩(パク・チャンホ)の124勝(98敗)だ。野茂は米日通算201勝だが、ダルビッシュは「野茂さんや黒田さんのレベルにはまだ到達していないと思う。数(勝利数)よりも本質的に近づけるよう努力していきたい」と述べた。
ドジャースの大谷翔平(31)は先輩でもあるダルビッシュの記録について「記念となる勝利」と賛辞を送り「会うたびに投球方法などについて意見交換する。(ダルビッシュの記録は)僕にとっても大きな意味がある」と述べた。大谷はダルビッシュと同じ日ハムでプロ野球選手としてスタートし、ダルビッシュと同じ背番号11で活躍した。二人は2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表として同じチームとなった。
成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
2025/08/01 09:20
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