韓米日海保機関、6月初め東海で初の連合訓練…「中ロに対応」

投稿者: | 2024年5月17日

韓米日の海保機関が来月初め東海(トンヘ、日本名・日本海)で初めて連合訓練を実施する予定だと、読売新聞が17日報じた。東・南シナ海で海洋進出を強化する中国と海洋強国を狙うロシアの結束に対抗する動きだ。

読売新聞は日本政府関係者を引用し、3カ国の海保機関が来月6日に京都・舞鶴沖の東海上で連合訓練をする、と伝えた。報道によると、この訓練には韓国海洋警察庁と米国沿岸警備隊、日本海上保安庁が参加する。韓国と日本は2007年から捜索救助と通信分野の共同訓練をしてきたが、韓米日3カ国が共にする連合訓練は今回が初めてとなる。

 韓米日の首脳は昨年8月に米大統領の別荘キャンプデービッドで開かれた会談で、海洋安保に関する3カ国の協力枠組み「韓米日海洋安保協力フレームワーク」を発足させるなど協力を強化することで合意した。これを受け3カ国の海保機関は今月10日、アジア太平洋地域の海洋安保を確保するために協力体系を強化するという内容が入った協力意向書を締結した。

今回の訓練は韓国海洋警察庁と日本海上保安庁がこれまで実施してきた捜索救助訓練に米国沿岸警備隊の巡視船および無人機が参加する形態で行われる。韓日の巡視船と警備艦、航空機と連係し、相互運用性を高めるのが目標だ。

韓米日はこの連合訓練を定例化する一方、東南アジアと太平洋島国の海保能力向上支援および海上で発生するあらゆる状況の認知能力を確保する海洋領域認識(MDA)協力も深める。読売新聞は「連携強化の背景には、東・南シナ海で強引な海洋進出を続ける中国がロシアとの結束を誇示する動きや、北朝鮮による核・ミサイル開発の脅威が続いていることがある」と分析した。

中国の海洋進出に対応する多国間の連携は拡大している。昨年6月には南シナ海に近いフィリピン北部のマリベレス近隣海域で米日比の海保機関が初めて連合訓練を実施した。

2024/05/17 12:02
https://japanese.joins.com/JArticle/318773

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