サッカー:ブラジル相手に日本が大金星、強豪パラグアイ戦勝利にも複雑な韓国ファン

投稿者: | 2025年10月15日

 サッカーの韓国代表チーム(国際サッカー連盟〈FIFA〉ランキング23位)が14日、ソウル市麻浦区のソウル・ワールドカップ・スタジアムで、パラグアイ代表チーム(同37位)と国際Aマッチ親善試合を行い、2-0で勝ったが、一部のサッカーファンから批判の声が寄せられている。4日前に韓国に大勝したブラジルに、日本が同日行われた試合で勝ったからだ。

 洪明甫(ホン・ミョンボ)監督率いる韓国は同日の試合で、前半15分に厳智星(オム・ジソン)の先制ゴール、後半30分に呉賢揆(オ・ヒョンギュ)の追加ゴールが決まり、パラグアイに2-0で勝った。韓国は同日の勝利により、12月の2026年北中米ワールドカップ(W杯)本大会組み合わせ抽選会で有利なポット2をキープする可能性が高まった。

 しかし同日、東京で行われた国際Aマッチの親善試合で、日本(同19位)は、4日前に韓国を5-0で破ったブラジル(同6位)に勝利した。この日、日本はブラジルに前半で2ゴールを許したのにもかかわらず、後半に3ゴールを決め、劇的な逆転勝ちをした。

 パラグアイ戦の勝利を知らせる大韓サッカー協会のインスタグラム投稿には、約1時間で800件を超えるコメントが寄せられた。だが、その多くは協会と洪明甫監督を批判する内容だった。

 コメントを寄せた人々は「日本はブラジルと戦って3-2で勝ったのに、(韓国は)たかがパラグアイに勝って喜んでいるのか」「日本3-2ブラジルVS韓国0-5ブラジル、こうなった原因は何なのか」「韓国がパラグアイに2-0で勝ったことより、日本がブラジルに3-2で勝ったことのほうに興味がある」などと書いている。

 だがその一方で、「それでも勝ったのだから良かった」「韓国の試合になぜこんなコメントをするのか分からない」「サッカーは相対的なものなだから、日本がブラジルに勝っても負けても関係ない」などの反応もあった。

 洪明甫監督は試合後のインタビューで、「ブラジルに0-5と大敗した後、選手たちは心理的に大きな困難を抱えていたはずだが、それを克服したというのが最大の成果だ。今回の10月の2連戦はW杯本大会第1戦・第2戦のシミュレーションという気持ちで臨んだ。第1戦で強豪チームと対戦した後、第2戦にどう臨むか準備しようと思った」と説明した。

キム・ミョンイル記者

2025/10/15 09:20
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/10/15/2025101580015.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)