トランプ大統領、来週アジア歴訪、4泊5日で韓中日首脳と会談…金正恩委員長との会談は不透明

投稿者: | 2025年10月25日

トランプ米大統領のアジア歴訪日程が確定した。慶州(キョンジュ)アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を契機に29日から1泊2日の日程で訪韓する。李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談は29日に行われる。

米ホワイトハウスのレビット報道官は23日(現地時間)のブリーフィングで「トランプ大統領は29日(日本時間)に釜山(プサン)に移動し、大韓民国大統領との2国間会談を行い、APEC CEO昼食会で基調演説をした後、APEC首脳実務夕食会に出席する予定」と明らかにした。トランプ大統領は翌日の30日午前に中国の習近平国家主席と米中首脳会談を行った後、米国に向けて出国する。今回の韓米首脳会談の最大の関心事は、7月30日に妥結した2国間貿易交渉の後続合意を導出できるかどうかだ。

 30日に予定された米中首脳会談はトランプ政権2期目で初めてとなる。最近、中国のレアアース(希土類)輸出統制措置に米国が「11月1日から対中追加関税100%」で対抗するなど両国が会談を控えて駆け引きをしてきただけに激しい談判になると予想される。トランプ大統領は「韓国で習主席とかなり長い時間の会談が予定されている」と話した。

トランプ大統領は訪韓前に東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が開催されるマレーシアと日本を順に訪問する。26日にアジア歴訪の最初の訪問地となるマレーシア・クアラルンプールに到着した後、イブラヒム首相と会談し、ASEAN首脳業務夕食会に出席する。翌日の27日午前に日本東京に移動し、28日午前に高市早苗首相と会談する予定だ。高市首相の選出後、初の会談となる。

マレーシア(1泊2日)→日本(2泊3日)→韓国(1泊2日)というトランプ大統領の4泊5日の動線は、インド太平洋地域内の米中の1次海上防衛線に該当する「第1列島線(九州~沖縄~台湾~フィリピン~マレーシアを結ぶライン)」と軌跡が同じだ。習主席との談判を控え、対中牽制意図を明確にしたという解釈が出ている。

トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の会談は依然として不透明だ。レビット報道官の大統領日程に関するブリーフィングで金委員長に関連するスケジュールはなかった。2019年6月の「板門店(パンムンジョム)会談」のような電撃的イベントが行われる公算は大きくないが、可能性がゼロとは言いがたい。鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官は24日、「板門店で北側が清掃、草刈り、花壇の整理をする姿が捕捉された」とし、朝米会談の可能性に備える兆候が見られると述べた。続いて「朝米首脳はこの機会を逃すべきではない。(会談を)決断しなければいけない」と強調した。

◆トランプ大統領「カナダとの貿易交渉を中断」

トランプ大統領は23日、「カナダとのすべての貿易交渉を即刻中断する」と宣言した。カナダが関税を前面に出した自身の政策に反対するテレビ広告を出したという理由からだ。トランプ大統領は「カナダがレーガン元大統領が関税について否定的に話す姿が入った偽の広告を欺まん的に使用した」と説明した。

2025/10/25 11:01
https://japanese.joins.com/JArticle/340194

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