「面接は1回だけ、キャリアにも有利」 台湾、韓国人材をこうして引き寄せる[新JAKOTA時代](2)

投稿者: | 2025年12月12日

日本と台湾の競争は過熱し “技術流出” 攻防に発展した。台湾検察は、日本の装置メーカー「東京エレクトロン(TEL)」台湾法人がTSMCの2ナノ技術を日本に流出させたとして起訴した。今年8月、元・現TSMC社員3人がTELへ移籍し勤務する中で先端技術を盗み出した疑いで起訴されたが、この技術がTELからラピダスへと渡ったというのだ。TELはラピダスに装置を納品しているうえ、現在のラピダス会長はTEL会長出身でもある。TSMCは日本政府の補助金を受ける条件で昨年、熊本県に半導体工場を建設し蜜月関係を誇っていたが、そこに亀裂が入り始めた。

韓国もすでに生存競争の最中にある。サムスン電子は今年初め、TSMCで21年勤務したマーガレット・ハン氏を米州法人ファウンドリ総括として迎え入れた。ファウンドリは大口顧客の確保が鍵であり、TSMC・インテル・NXP半導体を経た「グローバル人脈」を高く評価したのだ。李在明(イ・ジェミョン)政府は今月10日、半導体の超格差維持のため、▶12インチ40ナノ級「共生ファウンドリ」構築に4兆5000億ウォン ▶先端パッケージング技術に3606億ウォン ▶半導体クラスターに700兆ウォン–を投資する育成戦略を発表した。

 祥明(サンミョン)大学システム半導体工学科のイ・ジョンファン教授は「韓日台の関係逆転は天と地がひっくり返るような変化だ」とし、「1990年代だけでも韓国は日本の技術を学ぼうと東芝・日立の退職役員を顧問として迎えてきたが、その後韓国が追い抜き、今や台湾がリードしている」と語った。

光云(クァンウン)大学半導体システム工学部のシン・ヒョンチョル教授(半導体工学会会長)は「韓国は緊張しなければならない」と警鐘を鳴らした。シン教授は「日本も今は遅れているように見えるが甘く見てはいけない。素材・部品・装置など技術力が非常に高く、この程度の政府の全面支援があれば一気に韓国を追い越す可能性もある」とし、「より多くのグローバル企業を誘致できるよう産業規制を緩和するべきで、政府の戦略的支援が切実だ」と強調した。

2025/12/12 09:37
https://japanese.joins.com/JArticle/342089

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)