6年間にわたり日本軍『慰安婦』被害者を象徴する「平和の少女像」を取り囲んでいた警察のバリケードが、早ければ来月1日にも撤去される見通しだ。少女像前デモを予告していた慰安婦法廃止国民行動のキム・ビョンホン代表の拘束適否審査は、25日に棄却された。これにより、キム代表は拘束状態が続くこととなった。
正義記憶連帯(正義連)はこの日、ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧在韓日本大使館そばにある少女像の前で開催された第1745回水曜デモで、来月1日にバリケードを撤去することを目標に、鍾路区役所と鍾路警察署に公文書を送付する予定であることを明かした。
この日の水曜デモには少女像の制作者のキム・ソギョンさんが参加し、少女像の状態を自ら確認した。少女像を取り囲むバリケードをしばらくのあいだ開放するのにも警察などとの協議が必要なため、キムさんもバリケードの外から少女像を点検しなければならなかった。キムさんは取材陣に対し、「多くの人に会ってもらうために低いイスに座っている像を作ったのだが、これでは保護なのか監獄生活なのか分からない。少女像を早く解放してあげてほしいという気持ち」、「顔はよく保存されており、他の部分は歳月の痕跡だ。イスの塗装がかなり剥がれているが、補修すれば問題ないと思う」と語った。キムさんは、補修には1泊2日ほどかかると語った。
少女像は、極右団体やユーチューバーによる破壊の恐れが強まったため、2020年6月から警察のバリケードに囲まれて維持されてきた。日本軍「慰安婦」被害者に関する虚偽の拡散を禁止し、違反した場合の処罰を定める「慰安婦被害者法」改正案が先月本会議で可決されたことを受け、正義連は区役所と警察に公文書を送り、バリケードを撤去することを決めた。しかし改正案の可決後もキム代表が25日から再び集会を行うことを予告したため、バリケード撤去要請は保留されている。
全国を回って少女像撤去を訴える集会をおこなってきたキム代表は、20日に死者名誉毀損などの容疑で警察に拘束された。キム代表が拘束されたため、この日予告されていた少女像撤去を求める集会は行われなかった。キム代表は裁判所に拘束の適法性を問う拘束適否審査を請求していたが、ソウル中央地方裁判所はこの日午後、「請求理由がない」として却下した。
2026/03/25 18:55
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