イランが5日(現地時間)、ホルムズ海峡で1日15隻の船舶の通過を許可するなど、「選別通過」の事例が増えている。イラク・トルコ・インドなどの親イラン諸国の船舶が通過しているとみられるが、具体的な通過基準は不透明だ。
イラン準国営ファルス通信はこの日、「統計によると、過去24時間に15隻の船舶がイランの許可を得て、ホルムズ海峡を通過した」と報じた。同メディアは船舶の具体的な船籍や種類などは伝えなかった。
ブルームバーグ通信が6日、自動船舶識別装置(AIS)を通じて集計した資料によると、前日に計16隻の船舶がイランのララク島とゲシュム島の間の狭い北側の水路を通過した。イラン側が明らかにした数字に近いが、ブルームバーグ通信は、一部の船舶がAISシステムを無効にしているとみられるほか、電磁干渉などの影響でデータの信頼性が低下している可能性もあると報じた。
前日に海峡を通過した船舶の一つは、イランが「特別免除」として言及したイラクのタンカー「オーシャン・サンダー」だ。イラク産原油約100万バレルを搭載したオーシャン・サンダーは今月中旬、マレーシアに到着する予定だ。イラン軍は4日、イラクを「兄弟の国」と呼び、「イラクは、われわれがホルムズ海峡に課したあらゆる制約から除外される」と明言していた。イラク産原油を輸入するマレーシア政府も先月31日、ホルムズ海峡を通過できるようイラン政府から許可を得て、通行料も免除されたと明らかにした。
船舶追尾システム「ケプラー」(Kpler)によると、6日にインド船籍の液化石油ガス(LPG)運搬船「グリーン・アッシャー」もホルムズ海峡を通過し、オマーン沖を航行している。船舶識別番号(IMO番号)がないため、通過の集計に含まれていない別のインド船籍の貨物船2隻も、オマーンの海岸線沿いにオマーン港を出港していたことが目撃されたと、ブルームバーグ通信が報じた。トルコ政府もこれに先立ち、一部の船舶の海峡通過が許可されたことを明らかにした。
フランスのコンテナ船と日本所有のタンカーもホルムズ海峡を通過するなど、イランは欧州とアジアの一部の国に航路を開放する姿勢を示している。これらの国がイランに通行料を支払ったかどうかについては確認されていない。
米国のドナルド・トランプ大統領がホルムズ海峡開放を迫るなか、イランは依然として海峡の統制について強硬な立場を崩していない。イラン革命防衛隊海軍司令部は5日、X(旧ツイッター)に「ホルムズ海峡は、特に米国とイスラエルに対しては、以前の状態には絶対に戻らない」として、「海軍はペルシア湾の新秩序に向け、イラン当局が指示した作戦計画の準備を完了した」と主張した。
2026/04/06 21:10
https://japan.hani.co.kr/arti/international/55868.html