防衛力を強化する日本の高市早苗首相がアジア太平洋地域の攻略に乗り出している。殺傷能力のある武器を輸出できるよう規制を緩和したのに続き、太平洋地域にまで防衛強化を推進しながら関係を深めようとしている。
日本外務省の28日の発表によると、高市首相は来月1日から5日間の日程でベトナムとオーストラリアを訪問し、ゴールデンウィーク期間に首脳外交を進める。まずはベトナムのハノイを訪れ、権力序列1位のトー・ラム共産党書記長兼国家主席およびレ・ミン・フン首相と会談する予定だ。外務省は今回の歴訪で高市首相が、安倍晋三元首相が10年前に発表した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想に関連する日本の外交政策について演説する予定だと伝えた。2016年に当時の安倍首相が発表したこの構想は、中国に対抗するため米日同盟を基盤にアジアとアフリカ地域の連結を強化するというもので、日本の外交政策の軸となってきた。
NHKは高市首相が歴訪中に打ち出す構想について、各国が特定の国に過度に依存せず自律性と強靭性を確保できるよう寄与するという内容を盛り込むと報じた。人工知能(AI)やエネルギー協力の強化、海上保安強化のための防衛装備の提供などにも言及する見込みだ。NHKは「中国の軍事力増強など過去10年間の国際情勢の変化を考慮し、日本が地域の平和と安定のための取り組みを主導するという決意を国際社会に示す狙いがある」と説明した。
ベトナムに続いてオーストラリアを訪問する高市首相は、4日にアルバニージー首相と首脳会談を行う。最近、日本はオーストラリア海軍の次世代護衛艦事業を受注し、殺傷能力のある武器の輸出規制まで緩和するなど、攻撃的な防衛産業セールスに動いている。両国は友好協力基本条約の締結から50周年を迎え、安保や経済など幅広い分野で協力を強化し、両国関係を「特別な戦略的パートナーシップ」に格上げする予定だ。
一方、岸田文雄元首相は高市首相の親書を持って今月末にフィリピンを訪問する。日本が殺傷能力のある武器の輸出が可能になるよう「防衛装備移転三原則」を改定した際、フィリピンは歓迎の意を表明した。岸田元首相はフィリピンのマルコス大統領に高市首相の親書を伝えて会談する予定だ。小泉進次郎防衛相も連休に合わせてインドネシアとフィリピンを訪問する予定だ。小泉防衛相はこの日の会見で、来月3日から5日間の日程でインドネシアとフィリピンを訪問して国防相と会談すると発表した。小泉防衛相はフィリピン国防相との会談で武器輸出を含む協力拡大について協議し、自衛隊が初めて本格的に参加している米比合同軍事演習「バリカタン」を視察する予定だ。
2026/04/28 16:02
https://japanese.joins.com/JArticle/348311