「息子のようだが蹴散らす」…李康仁を育てたアギーレ監督の「宣戦布告」

投稿者: | 2026年6月16日

北中米ワールドカップ(W杯)の事実上の「A組1位決定戦」が近づいている。韓国代表(FIFAランキング22位)とメキシコ代表(13位)が19日午前10時(日本時間)、メキシコのグアダラハラ・スタジアムで1次リーグ第2戦を行う。

第1戦で韓国はチェコを2-1で破り、メキシコは南アフリカに2-0で勝利した。今大会は勝ち点が同じ場合、直接対決の勝敗が優先されるため、この試合の勝者がグループ1位争いで決定的な優位に立つ。

 最大の観戦ポイントは、李康仁(イ・ガンイン、25)とメキシコを率いるハビエル・アギーレ監督(68)の「師弟対決」だ。2人の縁は2022-23シーズン、スペインのマジョルカ時代に遡る。バレンシア時代に才能がまだ開花していなかった李康仁は、アギーレ監督と出会ったことで転換期を迎えた。

アギーレ監督は李康仁を3-5-2のセカンドストライカーとして起用し、プレス回避能力やパス能力を引き出したほか、弱点だった守備への貢献やオフ・ザ・ボールを徹底的に叩き込んだ。当時のパウロ・ベント韓国代表監督も「李康仁はアギーレ監督と共に過ごす中でマインドもスタイルも変わった」と認めたほどだ。そのシーズンに6得点7アシストをマークした李康仁は移籍金385億ウォン(約40億円)でパリ・サンジェルマン(PSG)に移った。

アギーレ監督は昨年12月の組み合わせ抽選の後、「息子のような李康仁が本当に好きだ。もちろんW杯では蹴散らすつもりだ」と愛情を込めた警告をした。

李康仁はチェコとの第1戦で絶妙なスルーパスから同点ゴールをアシストしたほか、パス成功率100%(38回成功)を記録し、健在ぶりを見せた。現地メディアのアス・メキシコは「アギーレ監督は孫興慜(ソン・フンミン)の後ろでゲームをコントロールする李康仁を無力化する方法を見つけるべき」と警戒を強めている。李康仁はアギーレ監督について「ただの対戦相手にすぎない」と一線を画しつつも「アギーレ監督の存在だけが理由ではないが、W杯でメキシコと対戦すること自体がどれほどタフなものになるか予想できるため、特別な一戦」と語った。

メキシコは開幕戦の勝利でAマッチ9試合連続無敗としたが、過度な現実主義サッカーを展開したことで自国のサポーターからブーイングを浴びた。韓国戦ではより攻撃的なカードを切ってくる可能性が高い。現地メディアは2008年生まれの新星ヒルベルト・モラ(18、ティフアナ)の先発出場を予想している。南アフリカ戦で17歳240日というメキシコ史上最年少W杯デビューを果たしたモラは、168センチと小柄ながら狭いスペースでの冷静なプレーと優れたサッカーIQから「メキシコのメッシ」と呼ばれている。ESPNメキシコは「まだ完成形ではないが、非常に脅威だ。レアル・マドリードやバルセロナなどのビッグクラブが目を光らせている」と伝えた。

韓国に好材料もある。メキシコの主軸の大型DFセサル・モンテスが第1戦での退場処分による出場停止で韓国戦に出ることができない。このため韓国は昨年9月の親善試合(2-2の引き分け)で効果を発揮した「必勝パターン」を再現できる公算が大きい。李康仁のスルーパスから呉賢揆(オ・ヒョンギュ、ベシクタシュ)が前線に飛び出す形だ。15日、グアダラハラの練習場で両選手は小雨が降る中、パスを交わしながらコンビネーションを重点的に確認した。

韓国は過去のW杯でメキシコを相手に2戦2敗(1998年大会1-3、2018年大会1-2)だ。アギーレ監督が育てた李康仁が、アギーレ監督率いるメキシコから勝利をつかむことはできるのだろうか。

2026/06/16 11:40
https://japanese.joins.com/JArticle/350608

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