サムスンバイオロジックスが7-9月期にオランダのアムステルダムに欧州営業事務所を新設し、現地市場攻略にスピードを出す。世界のバイオ医薬品3大市場である欧米とアジア太平洋地域にそれぞれ営業拠点を置き委託開発生産(CDMO)受注競争力を強化する計画だ。サムスンバイオロジックスのジョン・リム代表は23日、米サンディエゴで開かれた2026バイオインターナショナルコンベンション(バイオUSA)で記者懇談会を持ちこうした成長戦略を提示した。以下は一問一答。
――米ニュージャージー(2023年)、日本・東京(2025年)に続き今回欧州に営業拠点を用意したが。
「この2~3年で世界の製薬会社上位20社の大部分を顧客として確保した。世界のバイオ医薬品売り上げの90%が米国(52%)、欧州(20%)、アジア太平洋地域(19%)で発生する。これらの要求に対応するため欧州大陸の中心にあるオランダにも進出した」
――今後の生産能力と売り上げ拡大戦略は。
「現在年84万5000リットル水準である生産能力拡大に向け米ロックビル工場とシナジーを出せる戦略的買収合併を検討している。仁川(インチョン)の松島(ソンド)工場拡大だけでなく米トランプ政権の関税政策に対応し今年初めに米国に生産基地を構築した。(当初目標通り)今年の売り上げ増加率が前年比15~20%を記録するものとみられる」
――松島第6工場の着工計画は。
「年内に確定する予定だ。2032年まで第2バイオキャンパス(第5~8工場)を完成し松島で132万5000リットルを生産できるようにするだろう。ペプチド、細胞・遺伝子治療剤など次世代医薬品生産に向け先月早期着工した松島第3バイオキャンパスもスピードを出している。全体的に生産能力拡大に集中している。抗体医薬品市場は成長が根強く供給過剰の懸念は少ない」
――今年の賃金・団体協約をめぐり労使間対立が長期化しているが。
「過去には顧客が北朝鮮との戦争の可能性を尋ねてきたが、最近は労組問題を先に尋ねる。だが事業的に大きな問題はない。不確実性を解消するために(労使協議)進行状況を十分に説明している」。
ただ賃金引き上げにともなうコスト競争力低下を懸念する。彼は「米ロックビルに生産拠点を用意して現地顧客を積極的に確保することになり満足だが、韓国の2倍に達する生産コストと賃金は依然として悩み。韓国内の事業所もやはり高賃金構造に変わり価格競争力が下がらないか心配だ」と話した。
2026/06/25 08:43
https://japanese.joins.com/JArticle/351074