猛暑の中で夏の甲子園開幕…熱中症の懸念にもかかわらず日程を変更できない内部事情

投稿者: | 2026年8月7日

 日本最大の高校野球大会、「夏の甲子園」が5日に開幕し、22日まで行われる。しかし、最も暑い時期に開催することに対する懸念も提起されている。甲子園は、兵庫県にある阪神タイガースの本拠地「阪神甲子園球場」で開かれることから名付けられた。ここは昨年、真夏には35-40度に達する猛暑が続いた場所だ。

 当時、暑さのため脱水症状を起こしたりめまいなどで試合を継続できない選手が相次ぎ、担架で運ばれる選手もいた。特に、まだ成人していない高校生にとっては一段と過酷な環境だ。真夏の昼間に試合をするという方式が限界に近づき、各種の高校体育大会はそれぞれ暑さ対策を講じている。日本の全国高等学校総合体育大会(高校総体、インターハイ)サッカー競技は、2024年から比較的涼しい北海道と福島で開催する方式に転換した。

 しかし、甲子園の主催者である日本高校野球連盟(高野連)は甲子園の日程や場所を変更していない。これには様々な事情がある。これに関連し、高野連の関係者は日本経済新聞に「夏以外の時期、甲子園はプロ野球が使用しており、地方の球場も大学野球などがすでに予約しているため、球場を確保できない」と語った。

 「甲子園」という象徴的な場所を変えることも難しく、日程を変更するのも容易ではないということだ。これには、甲子園が1915年から110年以上にわたって8月に開催されてきたという伝統を容易に変えられない、という認識も作用しているとみられる。高野連は苦肉の策として、試合時間を短縮する「7回制導入」が望ましいという提言を出し、これを検討中だ。2028年の甲子園を目標に、150億円を投じて応援席の日よけ設置工事も進んでいる。昨年からは開会式を夕方遅くに行い、気温が最も高い時間を避けて試合を行う2部制の日程を拡大している。

 しかし、野球チームの間からは「甲子園そのものを再検討すべき」という意見も出ている。今年6月の高野連の会議では、ある高校の監督が「場所と時期、開催方式を変えられるかという点から議論を始めるべきだ」と提案した。気温がさらに上がったら、7回でさえ試合を行えないのではないかという懸念まで出ているのだ。

 今年で108回目を迎える甲子園には、全国およそ4000の高校野球チームが繰り広げた地方大会を勝ち抜いた49の代表校が出場する。今大会では、昨年初優勝を果たし史上7回目の大会2連覇に挑む沖縄尚学高校と、昨年春の選抜高校野球大会の優勝校である神奈川の横浜高校が1回戦で対戦する。地震の被害が続いている熊本の有明高校がどのような試合を見せるかも注目される。

 また、大谷翔平選手の母校である花巻東高校が岩手県代表として参加する。特に、同校の萬谷堅心(まんや・けんしん)選手は大谷選手のように「二刀流」をこなし、「大谷にそっくり」として注目されている。

 2024年に優勝して注目を浴びた韓国系の京都国際高校は、惜しくも今年は予選で敗退した。京都国際高校は現在、日本人の生徒が多数を占めるが、優勝後に韓国語の校歌を歌い感動を与えた。昨年の甲子園ではベスト8まで進出したが、今年は予選で苦杯をなめた。3年生が中心の主力選手が卒業すると、チームの戦力が低下するケースがしばしばあることが分かっている。

2026/08/07 09:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/08/06/2026080680104.html

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