韓国の上半期経常収支、497億3000万ドルの黒字を記録…すでに昨年の1.5倍

投稿者: | 2026年8月7日

 韓国銀行は6日、今年6月の経常収支が497億3000万ドル(約7兆9000億円)の黒字を記録したと発表した。米国の人工知能(AI)好況が半導体輸出の急増につながり、2カ月連続で過去最大規模の黒字を更新した。直前の最大値だった5月の386億1000万ドルに比べて、111億2000만ドル多い。

 上半期(1-6月)の経常収支黒字規模は1910億1000万ドルで、年間基準で史上最大だった昨年全体の黒字1230億5380万ドルの1.5倍に達する。上半期基準では、昨年の478億7000万ドルの4倍の水準だ。

 経常収支の黒字拡大は、半導体輸出がけん引する商品収支が主導している。6月の商品収支黒字は478億9000万ドルで、前月に比べて100億3000万ドル増加した。こちらも2カ月連続で史上最大規模の黒字だ。半導体の輸出増加率が前年同期に比べて197%に達するなど、情報技術(IT)関連商品の輸出の大幅な増加が目立った。全体の輸出に占める半導体の割合は、昨年6月の25%から今年6月には44%へと上昇した。

 輸出企業が稼ぎ出したドルがソウル外国為替市場に流入した影響などで、先月1ドル=1500ウォンを超えていたウォン相場は最近やや落ち着きを見せている。6日の為替相場は取引時間中に一時1ドル=1415ウォン台まで進んだ後、前日の終値に比べて0.7ウォン安の1423.8ウォンで日中の取引を終えた(午後3時30分時点)。為替レートが取引時間中に1415ウォン台になったのは昨年10月以来だ。日中取引の終値としては、今年1月28日の1422.5ウォン以来の最安値だった。

 旅行収支が改善したことも、経常収支の黒字拡大に寄与した。韓国を訪れる外国人が増加した一方、燃油サーチャージやウォン安の負担から海外へ出国する韓国人が減少し、6月の旅行収支は4億4000万ドルの黒字を記録した。過去2番目に大きい黒字だ。ただし、知的財産権の使用料や通信・コンピュータ・情報サービスなどが前月の黒字から赤字に転じたことで、サービス収支全体としては12億9000万ドルの赤字を記録した。

◆輸出企業にドルが行き渡り、外国為替市場はやや落ち着きを取り戻す… 昨日、取引時間中に1415ウォン台

 一方、外国人による韓国株式の売り越しが急増したことで、6月の金融勘定の純資産は467億1000万ドル増加した。3月に記録した史上最大規模の増加幅(369億9000万ドル)を3カ月ぶりに更新した。国際収支統計上、金融勘定の純資産は韓国人の海外投資(資産)が増えるか、外国人の韓国投資(負債)が減少すると増加する。韓国総合株価指数(KOSPI)の上昇に伴う利益確定売りが増加したことで、6月の外国人による韓国株式の売り越し規模は316億1000万ドルとなり、前月の310億5000万ドルに比べて拡大した。5月に続き、史上最大規模の売り越しを記録した。

 外国人の株式売り越しによってドルが流出しても、経常収支の黒字がこれを大きく相殺したことで、ウォン相場は最近になってやや落ち着きを見せている。企業の輸出代金とともに、先月米ナスダック市場に上場したSKハイニックスの米国預託証券(ADR)発行資金が韓国に流入していることや、韓国銀行が先月金利を引き上げた後に追加の利上げを示唆したことも、ウォン相場に影響を与えている。最近になってウォンと円の価値が似たような動きを見せる中、過度な円安を抑えるための日本と米国の協調も、ウォン相場下落の要因として挙げられている。

 ただし、一部の専門家は為替レートが再び上昇に転じる可能性も排除できないとみている。ハンファ投資証券のチェ・ギュホ研究員は「需給の変動や各国政府の市場介入は一時的な側面があり、米国の年内利上げや中東の戦争情勢の悪化など不確実性が多いため、為替レートが反発する可能性も考慮しておく必要がある」と話している。

2026/08/07 11:20
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/08/07/2026080780048.html

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