「重量挙げの妖精」朴恵正〔パク・ヘジョン、23、高陽(コヤン)市庁〕が女子重量挙げ最重量級(86キロ超級)で銀メダルを獲得した。李雯雯(中国)という高い壁に阻まれたが、さらに自身を成長させた。
朴恵正は29日、名古屋市中小企業振興会館で行われた愛知・名古屋2026アジア競技大会の重量挙げ女子86キロ超級で、スナッチ133キロ、ジャーク167キロの合計300キロを挙げ、李雯雯(310キロ)に次ぐ2位となった。銅メダルはウイサル・イクレフ(カタール、290キロ)が獲得した。
朴恵正は3年前に行われた杭州大会では李雯雯が負傷で欠場し、金メダルを獲得した。パリオリンピック(五輪)金メダリストの李雯雯がアジア競技大会に出場したことで、朴恵正は事実上、イクレフ(カタール、290キロ)と2位を争った。イクレフは最近、実力を急速に伸ばしていて、今年5月にインドで開かれたアジア選手権では299キロを挙げ、朴恵正(298キロ)を上回り、李閆(中国、323キロ)に次ぐ2位となった。
朴恵正は「杭州の時よりも、さらに意味深いメダルだと思う」と話した。朴恵正は「カタールの選手が最近力をつけてきた。その時から、もっと一生懸命準備しなければという思いで取り組んだ。もう少し頑張れば、五輪の金メダルも見えてくるのではないかと思う」と話した。
金メダルは逃したものの、スナッチ(従来133キロ)と合計(従来299キロ)で自己最高記録を更新した。朴恵正は「ジャークではできなかったが、スナッチの記録を伸ばしたいと思っていた。(従来の記録より)2キロも多く挙げることができて本当にうれしい」と話した。
朴恵正にとって李雯雯はライバルであり、親しい仲間でもある。李雯雯からプレゼントされた中国代表チームのピンバッジをADカードにつけてもいる。朴恵正は「いつも試合前にもお互いに頑張ろうと話し、試合後にも『お疲れさま』と声をかけ合う仲だ。私にとっては目標であり、友人でもある」と話した。続けて「(10月に中国・寧波で開かれる)世界選手権には本人は出場せず、李閆が出ると言っていた。カタールで開かれる五輪クオータ大会で会おうと話した」と述べた。
パリ五輪当時、朴恵正は母親を亡くし、精神的につらい状況にありながらも健闘した。朴恵正は「アジア競技大会の準備をしながら、母に会いに(墓に)行くことができなかった。帰国してからも全国体育大会と世界選手権の準備をしなければならないが、時間をつくって会いに行く予定だ」と話した。
アジア競技大会組織委員会が別途選手村を用意しなかったことで、選手たちは全般的に劣悪な環境に置かれている。クルーズ船の宿泊施設を利用している朴恵正は「コンディションを整えるためにかなり努力した。早く寝て、食事もしっかり取った。それでも4キロほど痩せた」とし、「選手村の食事がおいしくない。日本なのでおいしいものが多いと思い、(副菜などを)あまり持ってこなかった」と話した。朴恵正は「帰ったら辛いトッポッキが食べたい。普段は辛いものを食べられないが、ここでは無性に食べたくなった」と笑った。
2026/09/30 10:23
https://japanese.joins.com/JArticle/355681