「光復節に『君が代』」視聴者請願に…KBS「日帝称賛・美化の意図ない」=韓国

投稿者: | 2024年8月28日

KBS(韓国放送公社)が79周年光復節(解放記念日、8月15日)に日本の国歌『君が代』が登場するオペラ『蝶々夫人』を放送したという視聴者の指摘に「日帝称賛や美化の意図はなかった」とし「放送後、製作と放送経緯、編成過程などに対する事実関係を調査し、再発防止対策を準備している」と説明した。

27日、KBSは視聴者請願掲示板に返事を投稿し、「79周年光復節だった8月15日、日本の『君が代』の旋律が一部バックミュージックとして使われたプッチーニのオペラ『蝶々夫人』を放送することによって視聴者の皆さんに不快さとご心配をおかけした点について改めてお詫び申し上げる」と明らかにした。

 KBSは「『蝶々夫人』を通じて日帝を称賛あるいは美化しようとする意図は全くなかった」とし「このオペラは日本に駐留した米国人将校の現地妻になった芸者が子どもを奪われて命を絶つ悲劇的な内容だが、このような内容のオペラを放映したことが日帝を称賛するためのものだったとみるのは難しい」と説明した。

また「KBS専門家に確認したものによると、『君が代』の旋律はオペラが始まってから20分後に初めて登場する」とし「男女主人公の結婚式場面で男優の独白の台詞の伴奏として9秒使われ、その後、6秒間、2節の旋律が変奏されて登場する」とした。

続いて「プッチーニは当時の日本社会像を音楽的に表現するために『君が代』の原曲を変形して使った」とし「関連の専門家はプッチーニが『君が代』原曲を西洋式の和声で編曲して使ったので一般の観客は概して認知するのが難しいという意見を提示した」と付け加えた。

放映時期については「当初、光復節に編成していなかったが、2024パリオリンピック(五輪)中継放送で番組が2回中止となり、当初の計画よりも2週遅れの8月15日0時に放送することになった」としながら「予期せず光復節に放送することになった」と説明した。

あわせて「『KBS中継席』は審議室の事前審議を経ないで製作スタッフが製作から放送まで責任を負う『製作陣委任審議』に分類されている」とし「担当製作PDが今回の作品を編成に渡した後、8月から安息年(休暇)に入り、放送内容を同じ製作部署や編成部署と共有できなかった」とした。

KBSは「『KBS中継席』はこれまで『蝶々夫人』を今回の放送日前にすでに全4回放送したことがある」とし「しかし理由の如何を問わず詳細な部分まで確認できないまま光復節に視聴者の皆さんにご心配をおかけた点についてお詫び申し上げる。今回のことを機に、三一節(独立運動記念日)、6・25〔韓国戦争(朝鮮戦争)勃発日〕、光復節、ハングルの日、正月および秋夕(チュソク、中秋)などの時期に放送される番組については事前審議をより一層強化したい」と強調した。

これに先立ち、KBSは光復節である今月15日に公演の収録映像を放送する第1テレビ『KBS中継席』に『君が代』と日本の伝統服飾である着物が登場するオペラ『蝶々夫人』を編成して批判を受けて謝罪した。

一方、視聴者請願掲示板に掲示された批判文は1万6900件以上の同意を受けた。

2024/08/28 09:53
https://japanese.joins.com/JArticle/322995

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