運転席から助手席まで…超大型LGディスプレイ、日本車に初搭載

投稿者: | 2025年2月24日

 運転席から助手席までを横断する40インチ画面をLGディスプレイが業界で初めて量産する。日本のソニーとホンダの合弁会社であるソニー・ホンダモビリティの初のセダンに搭載される予定だ。

 LGディスプレイは24日、業界で初めて車両用40インチフィラートゥフィラー(P2P)ディスプレイを量産すると発表した。フィラー・トゥ・フィラーとは、自動車の運転席のフロントガラスの柱(フィラー)の左端から助手席の右端までを横断する超大型車両用ディスプレイを指す。自動車でソフトウェアの割合が高くなり、増加した大型画面の需要を反映した製品だ。

 超大型ディスプレイの長所としては、複数の機能を一度に操作できる点が挙げられる。計器盤やナビゲーションのような走行情報から、空調システムの制御、音楽・映画鑑賞、ゲームまで多様な機能を画面を切り替えずに同時表示できるということだ。現在ほとんどの車両では、別の機能を操作するとナビゲーション画面のサイズが小さくなったり、全く見えなくなるという短所がある。

 ドライバーの前方注視を支援するため、画面の視野角を制御する機能も適用される。SPM(Switchable Privacy Mode)モードをオンにすると、助手席で同乗者が映画を観たりゲームをしたりしても運転席からは見えない。この技術はLGディスプレイが業界で初めて商用化した。「運転席方向に視野角を制御しながらも画質を落とさないよう超高画質を具現したことが特徴」と会社は説明した。

 今回のディスプレイは、日本のソニーとホンダの合弁会社であるソニー・ホンダモビリティの初のセダンである「アフィーラ」に搭載される。アフィーラはソニーの情報技術(IT)・エンターテインメント力量とホンダの車体製造技術を結合した次世代電気自動車として評価されている。

2025/02/24 10:27
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/52489.html

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