トランプ大統領「韓日のように中国とも公正な協定結ぶ…そうしなければ中国は大きな苦境に」

投稿者: | 2025年10月21日

トランプ米大統領は20日、今月末に予想される中国の習近平国家主席との首脳会談を契機に米中間で公正な貿易協定を締結できると話した。

トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスでオーストラリアのアルバニージー首相との首脳会談中に取材陣と対話し、「われわれは日本とも、そして韓国とも非常に公正な協定を結んだ。習主席とも非常に公正な協定を締結すると期待する」とした。

 その一方で「中国がわれわれと協定を結ばないなら大きな苦境に立たされるだろう」という警告メッセージも忘れなかった。トランプ大統領は「中国が公正に交渉しないならばどうなるか」という質問に、「われわれは関税という途轍もない力がある。中国が交渉テーブルに出て公正な合意をしないならば157%の関税を出さなければならない」と話した。

トランプ大統領は「中国はレアアースで威嚇し、私は関税で威嚇した。だが私は航空機のように他の多くのものでも彼らを威嚇できる」と話した。

トランプ大統領がこの日アルバニージー首相と署名した核心鉱物協定もレアアース輸出規制で対米交渉力最大化を望む中国に対抗しレアアース供給先を多角化しようとする先制的措置とみられる。

◇「中国は台湾侵攻望まない」

中国に対する威嚇的発言にもかかわらず、トランプ大統領のこの日発言のウエイトは「私は交渉が妥結するものと考える」という側に置かれた。トランプ大統領は中国の台湾侵攻の可能性を一蹴した。彼は中国の2027年台湾侵攻の可能性と関連し、米英豪安全保障同盟のAUKUSがインド太平洋で中国に対する抑止力として作用すると考えるかとの問いに「そのように考えるが、われわれはそれを必要としないだろうと考える」と答えた。中国はこれまでAUKUS協定をめぐり「冷戦的思考で武器競争を刺激し地域の平和と安定を害する」と批判してきた。

米情報機関は習主席が2027年までに台湾を攻撃できる軍事的準備体制を整えるよう指示した可能性があると評価している。だがトランプ大統領は8月にフォックスニュースとのインタビューで自身の任期中は中国の台湾侵攻はないだろうと習主席が言及したと主張した。

◇「来年初めに訪中計画…スケジュールも固まる」

トランプ大統領は来年初めごろ中国を訪問する計画も公開した。彼は「中国に招待され来年初めごろ訪問する計画。日程もある程度固まっている」と明らかにした。

トランプ大統領は「中国が(米国に)貿易協定の見返りに台湾独立を支持するなと圧迫している」という質問には「それは言わない」として即答を避けた。彼は「習主席と韓国におる時にわれわれは多くのことを話すだろう。その問題も議論されるだろう。だがいまその話はしない」とした。

2025/10/21 17:03
https://japanese.joins.com/JArticle/340041

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