韓国保健福祉部が30日に発表した「OECD保健統計2025」によると、2023年基準で韓国の期待寿命は83.5年でOECD平均の81.1年より2.4年長かった。期待寿命は当該年度の出生児が平均的に生存すると予想される年数を意味する。
乳児死亡率もやはりOECD平均の出生児1000人当たり4.1人より低い2.5人を記録した。
◇自殺率は依然としてOECD最高…減少速度は速い
高い期待寿命と改善された医療環境にもかかわらず、韓国の自殺率は依然としてOECD加盟国で最高水準だ。2022年基準で韓国の人口10万人当たりの自殺死亡率は23.2人で、OECD平均の10.7人の2倍を超える。
ただ自殺率は2012年の30.3人から23.4%減った。これは同じ期間のOECD平均自殺率減少率16.4%より速いスピードだ。
◇GDP比の医療費の割合は低いが増加傾向は急
2023年基準で韓国の国内総生産(GDP)比の経常医療費の割合は8.5%で、OECD平均の9.1%より低かった。しかし高齢化の影響などで1人当たり経常医療費は年平均7.8%増加し、OECD平均増加率5.2%を大きく上回った。国民1人当たりの経常医療費は購買力平価(PPP)基準で4586ドル(約68万円)水準だ。
医療費全体のうち政府と健康保険など公的支出の割合は2013年の55.9%から2023年には60.4%に増加し、家計直接負担は同じ期間に38.3%から31.2%に下がった。
医薬品販売額は1人当たり969ドルで、OECD平均の658ドルを300ドル以上超過した。
◇喫煙率は高く、飲酒量は少なく…過剰体重人口は増加傾向
2023年の韓国の15歳以上の人口の毎日喫煙率は15.3%で、OECD平均の13.2%より高かった。ただ喫煙率は2013年の19.9%から徐々に下落する傾向にある。
酒類消費は減少傾向を見せており、2023年基準で1人当たり純粋アルコール消費量は年間7.8リットルでOECD平均の8.6リットルより少なかった。
2023年基準で過剰体重と肥満人口の割合は36.5%で、日本の26.0%に次いで低かったが徐々に増加しており、2013年の31.5%から10年間で5ポイント上昇した。
2025/07/30 17:20
https://japanese.joins.com/JArticle/336950